今年の始め、2020年こそはバッグを沢山作るよ！と意気込んでいました。
ところが、1月中旬、ここ数年悩まされていた親知らずの痛みが酷くなり、抗生物質も鎮痛剤も効かなくなり、とうとう抜歯することになりました。真横に生えていて、口を開けてもほとんど見えないぐらい奥深くに埋もれている親知らずなので、かかりつけの小さなクリニックではこれ以上何も出来ないと言われ、口腔外科のある病院を紹介してもらました。ギリギリ入院せずに日帰りにて、切開→抜歯したのが2月中旬。もうこの頃にはコロナの感染拡大が始まっていて、非常に不安を感じながら遠い病院へ行ったのを覚えています。不織布マスクは店頭から消え、転売ヤーたちの出現で、このあと数ヶ月もの間入手困難な状態が続きました。
私の親知らずは切開→抜歯後、すごく腫れましたが、経過は良好で2月の下旬には抜糸も終わりました。
完全に痛みから解放された私は妙なやる気に満ち溢れていたので、自分を含め周りの人に行き渡ればいいなーという思いで大量のマスクを縫い始めました。我が家の布山にはダブルガーゼはたっぷりありましたが、マスクゴムはあっという間に足りなくなりそうだったので、直ぐに注文して縫い続けました。この頃、日本全国に私のようにマスク作りに励んだ人は沢山いたと思います。
結局、2020年はバッグではなく、マスクを沢山縫った1年でしたが、
ニヒル牛さんのフェスマスクを作らせてもらい、ニヒル牛で買ってくださった方のツイートを拝見したり、LINEで友人や従姉妹達がマスク姿の画像を送ってくれたり、近所のおばあちゃん達が私の作ったマスクを付けてくれて、助かってるよー！と言ってもらえたりと、あちこちから沢山のダイレクトな反応を実感できた有難い1年でした。
お世話になっているニヒル牛さんの年内営業は12/28で終了しました。
年始は8日からの営業になります。
2020年もマスクを始め、ポーチやバッグを購入してくださった皆様、オーダーしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
2021年、現段階ではどうなるのか予測はできませんが、私は、バッグやポーチやマスクを作り続けます。新作もお披露目したいです。
どうかこれからもよろしくお願いします。
